FOL学習術

人生の糧となる受験勉強をデザインする

英語学習はまず文法

"勉強をするときどこから手を付けたら良いのかわからない"と思っている間に、時間だけがどんどん過ぎて行くというのは受験生に多い現象ではないだろうか。

 

必要な学習量が膨大な英語と数学では、こういった現象が特に起こりやすい。

 

そこで今回は"英語"について、どのような順序で勉強すると効果的かを伝える。

 

まず英語で必要とされる学習項目を列挙する。

 

→英語で必要な学習項目

・語彙力(単語、熟語)

・文法力

・長文読解力

・リスニング

 

ざっくり分けるとこんな感じだ。

リスニングはこの中では完全に別物なので除外する。

 

残った語彙力文法力長文読解力がいわゆる記述試験で必要な知識だ。

この3つをどんな風に学ぶと効率が良いだろうか?

 

まず初めに学ぶべきは文法である。

とは言っても、いきなり全ての文法を学ぶのではない。文章を読むうえで最低限必要な基礎の文法を頭に入れる。

 

そして長文問題をいくつか解いてみよう。

全くというほど解けない。

 

なぜなら語彙力がないからだ。

 

どんなに文法を学んでも、単語の意味が分からなければ解けるはずがない。

そして、逆にこの単語の地道な習得こそが英語における最大の苦難だ。

 

文法の基礎を先に学び、それだけで長文問題が解けないと理解したところで、語彙力の向上に取りかかろう。

 

単語の学習は地道なうえに、その学習が結果に反映されているのかが非常にわかりづらい。

 

先に文法を学んで、長文問題に取りかかってから語彙力を増やすことで、語彙力の重要性とその記憶が結果に直結する楽しさが分かるだろう。

単語を100~200個覚えるだけでも点数はかなり違って来る。

 

語彙力の重要性を体感すると、"覚えなければ解けない"、でも"覚えれば得点が上がる"という理解から語彙暗記に対するモチベーションも高まるだろう。

 

ここまで来れば、合格に直結する力になる。

 

もちろん熟語を覚えるのは大切だが、最優先は単語の暗記だ。

 

文法に関してはそれほど膨大に覚えるほどの量はないので、長文問題に挑戦して解けなかった出題などをきっちり押さえて行けば良い。

 

まとめると、

①最低限の文法基礎を学ぶ

②長文問題をいくつか解く

③単語の暗記と長文問題の繰り返し

 

長文読解力は長文問題を解けば自ずと身につくので、単語をインプットして、それをアウトプットする際に長文読解力も得られるという形になる。

 

文法はそこに出てくる都度で十分足りる。

 

英語のカギは語彙力(特に単語)長文問題慣れの2つだ。

 

英文は文法と単語の組み合わせが全てだから、この学習を怠らなければ長文問題も必ず解けるようになる。